先日、「TSUGUMU未来ゼミ」の活動の一環として、熊本県内の高校3年生と総合型選抜(推薦入試)に向けた個別面談を行いました。
志望校は、奇遇にも私が現在通っている熊本県立大学。 「将来自分はこうありたい」「だからこの大学で学びたい」という意志がはっきりしていて、志望理由書や面接の準備原稿からも、夢に向かって走ろうとする熱量が真っ直ぐに伝わってきました。
気がつけば予定時間をオーバーし、約2時間。 ただの書類添削にとどまらない、非常に熱の入った壁打ちの時間となりました。
なぜ、入試対策で「雑談」を大切にするのか?
私たちは面接や書類のテクニックを教える前に、あえて「雑談」の時間を長く取ります。
初対面の大学生相手に、最初から自分の弱みや本音をスラスラ話せる高校生はいません。緊張して構えてしまうのが当たり前です。
だからこそ、好きなことや部活の話、最近モヤモヤしていることなど、肩の力を抜いた会話を重ねます。実は、志望理由書を何十回見返すよりも、リラックスした雑談の中にこそ、その人本来の魅力や、飾らない原体験のヒントが転がっているからです。
「正解」を答えようとした瞬間、言葉から熱が消える
推薦入試の指導現場でよく見られるのが、「面接官が喜びそうな模範解答」を必死に探してしまう生徒の姿です。
「減点されないように、正しいことを言わなきゃ」 「立派な志望動機に仕立てなきゃ」
そう思えば思うほど、言葉は教科書通りの綺麗なものになり、同時にその人自身の「熱」が消えていきます。
大学の面接官が何百人もの受験生を見る中で、本当に知りたいのはマニュアル通りの優等生トークではありません。「不器用でもいいから、あなた自身の言葉で語る本音」です。
「想い」を殺さずに、どうやって相手に伝わる言葉へと変換していくか。
学校や家庭という枠組みの外で、否定されることのない安心安全な対話を通じてその核を掘り起こしていくことこそが、未来ゼミで行っている伴走支援の本質です。
AI時代だからこそ、問われる「生の声」の価値
今は、生成AIを使えば誰でもそれらしい志望理由書が数秒で作れる時代です。
思考を整理したり、言葉の表現を広げたりするための「壁打ちのツール」としてAIを賢く活用することは、とても意義のあることだと思います。
しかし、最初からAIに答えを求めてしまうと、「で、あなたの本当の熱量はどこにあるの?」という一番大切な芯が抜け落ちてしまいます。
効率化が進む社会だからこそ、泥臭く自分の頭で悩み、自分の口から発せられる「生の声」には、何物にも代えがたい圧倒的な説得力が宿ると信じています。
夢を持つことの眩しさと、私たちが伴走し続ける理由
今回、目の前の高校生と本気で向き合う中で、改めて強く感じたことがあります。
それは、「夢を持つこと、目標に向かって進もうとすることは、それだけで圧倒的に美しくて尊い」ということです。 不安を抱えながらも目を輝かせて前を向く姿に、伴走している私自身が大きな力をもらいました。
もちろん、中学・高校生のうちに明確な夢が見つからなくても全く問題ありません。 大切なのは、周りと比べて焦ることではなく、今の自分の心にある小さな違和感や興味を大切にしながら、一歩ずつ前に歩んでいくことです。
「将来やりたいことが分からない」
「頭の中がまとまらなくて、うまく言葉にできない」
そんな些細な悩みや違和感の段階で、いつでも声をかけてください。
企業の経営伴走も、若者の人生の伴走も。
学校の先生や親とは違う「ナナメの関係の先輩」として、私たちはこれからも一人ひとりの歩みに寄り添い続けます。


【TSUGUMU未来ゼミ】無料個別相談のご案内
TSUGUMU未来ゼミでは、高校生を対象に進路のモヤモヤ相談や総合型選抜(推薦入試)の書類・面接対策などの壁打ちを完全無料で実施しています。
- 形式: オンライン(Google Meet等)または熊本市内の対面(カフェ・コワーキングスペース等)
- 費用: 無料
- 相談例: 志望理由書の壁打ち、模擬面接、探究学習のテーマ設定、進路の雑談
公式LINEまたはお問い合わせフォームより、「無料相談希望」とお気軽にご連絡ください。